超弩級の速さで理解したい人はこっちの
317氏の神レベルのわかりやすさなあらすじへ
1 :モンチ:05/01/15 22:13:34
・・いるのか?僕以外にも。出ておいでよ
モンチ ◆6C2VRJt2zc の立てた意味不明のスレッド。
すぐに住人達からの疑問の声がかかる。
2 :恋する名無しさん :05/01/15 22:14:01
意味がわからない
3 :モンチ:05/01/15 22:16:18
ごめんね。メル友以外で彼女できたことがないんです
4 :恋する名無しさん :05/01/15 22:22:02
はぁ?詳しく書けよ。
出会い系から実際に会って恋人が出来たのか
メールだけで恋人になったのか。
そして彼は語り出した。
5 :モンチ:05/01/15 22:31:30
はい・・すいません。
自分昔から家にこもりがちでして・・いわゆるヒッキーでした。
いじめられっこではなかったのですが、学校でも影のうすい
いてもいなくてもいいようなタイプ。女性にも全く興味なくて。
そんな自分が2001年の春、高校三年生の時はじめて携帯を
買ったんです。といっても外界とメールなり電話なりするつもりは
さらさらなく、緊急のやり取りのために親から持てと言われて。
ケンウッドの0円のやつでした
7 :モンチ:05/01/15 22:50:26
その頃、無気力ヒッキーながらも自分・・恋にはすごく純情でした。
兄貴の少女マンガが家にどっさりあって、その世界が現実なんだろうな
とぼんやり思い描いていたくらいです。エロ漫画は見てましたが、AV
も見たことなかったですし。ただ自分から女の子に声をかけて出会いを
広げるなんて事はとてもできる訳がなく。・・自分には生涯縁のないもの
だと諦めていました。そんな頃、「メル友」なるものを知りまして
9 :モンチ:05/01/16 01:16:24
・・はい。はじめてできたメル友、28歳の病院に勤める女性だったの
ですが最初はメールを見るのもドキドキで。携帯を部屋の隅において、
自分は布団の中にもぐりこみ小さな隙間から覗いてみたり・・おなかの
上に携帯を置いてメール配達時のバイブ機能にドキっとしてみたり
その人と数週間のメールの末、相手から切り出してきたのです。
会ってみない?と。
10 :モンチ:05/01/16 01:33:21
・・戸惑いました。会うつもりでメールを続けていた訳ではなかったから。
・・素直な気持ちを言うなら、実際の自分を見られて、気持ち悪がられる
ことが怖い。ましてや相手の女性は経験豊富な「大人の女」道ですれ違えば
僕なんか見向きもされないでしょう。自分・・164センチの44キロ。
男とは思えない貧弱ボディーで髪も伸び放題。中学校から5年も着ている
どっかの車のプリントシャツ。・・それでも、当時は思っていたんです。。
男は外見じゃない。心だ。気持ちだ。あったかみだ。と
その思いが僕に決心させました。恋をしてみよう、と
12 :モンチ:05/01/16 01:52:43
そんなこんなで今に至る
終わり加代
13 :11:05/01/16 02:08:51
今ってなんだよw
14 :恋する名無しさん :05/01/16 02:11:05
で、会ったわけ?
15 :恋する名無しさん :05/01/16 02:44:39
それからそれから、ど〜した
19 :モンチ:05/01/16 15:34:11
>17さん
妄想じゃないです。まじめに聞いてください
>18さん
はい、エキサイトとか・・出会い系です
えぇ、約束をとりつけましたよ。忘れもしません。2001年の
5月の・・5日か6日。新宿です。一人でも行った事ありませんよ。
新宿なんて。修学旅行や学校の行事以外で遠出したことなんて、母親と
二人で佐渡島に旅行へ行った時くらいです。うちは親戚とも繋がり全く
ありませんし。・・いや、そんな事はどうでもいいんです。とにかく
僕にとっては未知の世界でした。大人の国新宿。・・ほんとはもっと
静かな田舎町でよかったのですが。「仕事帰りなら新宿でいいよね?」
と言われ、断れる言葉も持ち合わせてはいなかったのです。
だって、イタリアでの料理修行から最近帰ってきたばっかりとか
言っちゃったんだもん。会うつもりなんてなかったから。メールの
中だけでも、好きになってほしかったから。
相手の女性・・ナルと名乗ってたのでそう呼びます。ナルさんの
中で、僕は完全に「本場帰りの将来有望イタリアンシェフ」って
ことでできあがっちゃってました
22 :モンチ:05/01/16 16:23:21
・・会う決心、確かにしました。したはずなんですけど。
いざ会うという前提で、フィクションである僕とノンフィクションである
彼女がいつも通りメールの交換をする。
「モンチ君、若いのにすごいよね。しっかり目標持って自分の夢の為に
頑張ってる。私そいうのないし、今の仕事もとりあえず就職しなきゃって
感じで就いた仕事だから。毎日なんとなくって感じ。尊敬しちゃうよ。」
「イタリアン大好きだよ。仕事場の近くにおいしいお店あって、ランチは
いつもそこで食べてるんだ。カルボナーラが美味しいのっ(^−^)
モンチ君のお口には合わないかもしれないけどね(笑」
・・僕、夢も希望も持ったことありませんから。パスタなんてミートソース
しか食った事ないよ。それでも今までは近くの本屋に行き、イタリアンの料理本
立ち読みして専門的なこと言ってみたり。「俺は父親がシェフだったし、その背中
見て育ってきたから。厨房が遊び場だったし。物心ついた頃からフライパン持ってたよ」
「夢を追うのに年齢なんて関係ない。自分の気持ち次第で、どうとでも変われるんだよ」
・・少女漫画からセリフもらってきたり。
彼女はノンフィクション。僕はフィクション。いまさら現実をつきつけられた気分。
27 :モンチ:05/01/17 00:38:31
・・違うんです。
約束当日。余裕を持ったつもりではないのですが、待ち合わせの一時間前に
新宿に到着。駅の広さにびっくりしたのはもちろんですが・・何もかもが
別世界。この人混み。街の明るさ。宗教?右翼?の街頭演説。街のネオンに
照らされる僕は、明らかに浮いていたでしょう。ジェルで固めたオールバック。
安っぽいホスト風の身なりは、西友の店員のおばちゃんがコーディネイトして
くれました。自分的に、かなりイケてるだろう。カッコよくなったなー俺。
・・微々たる自身は粉々に砕け散りました。・・そしてあてもなく、迷子にならない
程度にうろうろしつつ、ナルさんとメールしつつ約束の時間を待ちます。
「うん。今着いた(^−^)南口の緑の窓口の前にいるよー」
帰りたい。帰りたい。その気持ちに支配されていた僕にその言葉は、
もうなんていうか死刑宣告に見えました。
29 :モンチ:05/01/17 01:16:20
・・ありがとうございます。正直書いてる自分が情けないですが。
やはり、こういう場面。男の方が声をかけるものなのでしょう。
真っ白になった頭の中で・・俺が声をかける。さりげなく声をかける。
その言葉をなぜか反復していたような気がします。そして緑の窓口前到着。
服の特徴を聞いていたので、すぐにその人がナルさんだとわかりました。
・・が、もう頭真っ白。声をかけずにすーっと前を通過。ちょっと行って
立ち止まる。努めて冷静に、まさに今僕の目に映った人の事を考える。
未知との遭遇。大げさではなく、僕以外の人の目も引いていたんじゃないで
しょうか。背は僕より少し低いくらい。華奢で顔は小さく、白い肌は街の
光に照らされて輝いていました。服にうといんでうまく説明できないですが、
黒いスーツにひざ上のスカートだったと思います。ヒールで。
僕はナルさんから見えない場所に、少し離れて立ち止まったまま。考える。
声をかけた方がいいのか。帰った方がいいのか。・・でもせっかく来てくれた
のに。こう考えている間にも、相手は僕を待っている。「イタリアンの」僕を。
その瞬間メールのバイブがなり、それが合図になりました。まばたきもせず
スタスタとナルさんのところへ歩いていく僕。
35 :モンチ:05/01/17 01:49:53
・・向かい合う。男と女として。ナルさんは何度も経験してきたでしょう。
メールでは過去の恋愛経験の話はしなかった(できなかった)けれど。
青春時代の恋。楽しい思い出。悲しい思い出。忘れられないデート。素敵な彼氏。
その全てを経験してきたのであろう28歳のナルさんと、なにひとつ知らない17歳の僕。
しかも21歳とか嘘までついて。明と暗。それが僕にとっては、初めて体験する
「男の女」の対面でした。人混みの中で二秒くらいお互い目を合わせ
「あ、はい。どうも」僕が言う。
「あーー・・はじめましてー」ナルさんが言う
36 :モンチ:05/01/17 01:57:38
すいません・・ネタじゃないです。ここで自分の人生吐き出すのは
自慰行為だと思いますし、不愉快に思われる方もいると思います。
・・でもすいません。自分自身、過去を洗ってすっきりしたい。
メル友というものをはじめてから、僕には友達が一人もいません。
本当に一人も。親に話せる訳もない。笑ってくれても、見下してくれてもかまいません。
ただ、話を聞いてほしい。僕の人生をみてほしい。
不愉快に思われる方、本当に申し訳ないです。見逃してください
42 :モンチ:05/01/17 02:18:24
ありがとうございます。
普段の僕を知っている人が見れば、ちょっと不思議な光景だったかもしれません。
絶対に相手の目を見ない僕が、ナルさんの目をジっと見たまま固まっている。
帰りたい。帰りたい。そう思って口をぐっと結んでうつむいていた僕ではない。
・・はじめて見せた意地といえばいいのでしょうか。緊張の限界を超えた開き直り
なのかもしれない。男の本能かもしれない。・・今考えてもよくわからないし、
ナルさんにとってはちょっと気持ち悪かったかもしれないけど。二秒くらいは
じっとナルさんの目を見てました。・・と、固まった空気の中でナルさんが
にこっと少し笑む。この時、笑うとほっぺがふくらんでやわらかそうだなーとか
僕、思う。緊張感の中に、少し和らいだ空気を感じる
「どっかお店入る?おなか空いたでしょ」
ナルさんが言う。僕、「あ、うんそうだね」とか言いながら・・
歩き出すナルさんのななめ後ろをついてった記憶があります。
ふつう、逆なのでしょうが。
46 :モンチ:05/01/17 03:49:58
歩いていく人の流れは、こっち向き。ナルさんと僕は人の流れをかき分ける
ように二人並んで歩いていく。前から後ろへと流れていく何個もの目が僕達を
見ているような気がしました。・・良い意味ではありません。それなのに、
全くそれが気にならない。僕の頭の中は隣りをツカツカと歩く一人の女性に
完全に支配されていました。・・・ただ、なにかおかしい。
『新宿久しぶりにきたよ〜。すごい迷っちゃった』ナルさんが言う
「あーうん。どこ出ていいか迷うよね。俺も迷ったよ」僕。
『仕事場新宿なんだよね?』
「うん。そう」
『車なの?」
「ううん。電車で」
『へ〜』
・・沈黙。会話が続かない。・・そのまま少し歩いてから気ずく。
俺、最初の頃にメールで車通勤だと言ってます。ジャガーだよって。
会うなんて思ってなかったから。完全に言ってる事が違う。胸が
おしつぶされるような感覚。バレた。・・でも今車なの?って
聞いてきたじゃないか。忘れてるんだ。いやでも、僕の身なりを
不審に思ってあらためて聞いてみたのかもしれない。もちろんその時は
頭真っ白でしたが、頭によぎったことを言葉にするならこのような感じ
・・沈黙が続く
51 :モンチ:05/01/17 17:02:17
・・このままではまずい。勇気を振り絞り、言う。
「いい店あるから。行ってみよう」
家のパソコンで調べておいた、おしゃれバー。場違いだというのは
承知の上です。・・ナルさんにこっと微笑む。「うん」その瞬間
ものすごくほっとする。バレてない。・・いや、むしろ好印象を
持たれているのではないか。少なくとも、嫌ならば笑みを見せて
くれる訳はない。安堵の気持ちと共に、胸がホクホクとあったまる
のを感じる。無意識のうちに、ちらちらとナルさんの横顔を見ながら
歩く僕。静かだがぱっちりとした目の奥には優しさがにじみ出ている。
今までの人生で感じたことのない気持ちが、じわっとこみ上げてくる。
心臓が焼けるように熱い
59 :モンチ:05/01/17 19:53:32,
はい・・過剰な表現もあるかもしれませんが、その時の心情が伝わるように
努めて書きます。見苦しいとこがあればツっこんでください
おしゃれバーに入る。オレンジ色のうすぐらい・・ムードのあるといえば
いいのでしょうか。ネット画像で店内の写真は見ていたのですが、やっぱ
生は違います。仕事帰りのサラリーマンて感じの客は少なく、カップルや
女同士の客が多い。・・当然肩身のせまい僕はどこかはしっこのテーブル
をキョロキョロ探すのですが・・店員の女性に通されたその先は、なんと
カウンター。・・最悪です。なおも往生際悪くテーブルを見回す僕を横目に
ナルさんは当たり前のようにカウンターへ。隣のイスをひいてくれた。
僕、なすすべなく座る。しかしながらナルさんの優しさに心があったまる。
・・と、その瞬間
『ふつう逆だよね」
さっきとは違う、気の抜けたような笑み。しょうがないなという感じ。
・・我に返る。メールでは僕がリードしていたはず。えらそうに夢を
語って聞かせていたのは誰だ?自分の気持ち次第でどうとでも変われると
言ったのは誰だ。本場のピッツァと比べればピザーラはお菓子とも言った。
・・嫌われたくないという弱気な気持ちはこの瞬間弾け飛ぶ。
やってやる
63 :モンチ:05/01/17 21:32:50
「これとこれ、あと生春巻き」
迷いはありませんでした。僕はこの女性に嘘をつき、消極的な態度で
期待さえ裏切ってしまっている。・・それならば。無礼の上に無礼を重ねる
くらいなら。この嘘を貫き通す。・・自分勝手だと思います。素直に真実を
打ち明けてナルさんに謝るという選択もあったと思います。でも僕はもう、
ナルさんを好きになっていた。出会って数十分も経っていないのに。この初めての
気持ちを、衝動を止められない。なんの経験も魅力もない17歳の僕が、
「嘘」を握り締め28歳の完成された大人の女性に男として向かい合う。
大博打です
「ごめん、みとれてた。」
65 : ◆tSscf1zzqc :05/01/17 21:52:46
>>1
野次は 気にするな
それより 話続けろ
あと トリップ付けろ
解るよな トリップ
たとえば 今の俺だったら 名前のあとに「#仮トリップ」と
つけているが まぁ 言ってみれば偽者防止用の
暗証番号みたいなものだ
66 :モンチ ◆tSscf1zzqc :05/01/17 21:54:37
はい・・やってみます。間違えてたらすいません
67 :恋する名無しさん :05/01/17 21:59:30
ちゃうちゃうw
同じトリップつけてどーすんねん
>>1にしか 解らないキーワードを
#の後に つけるんや
ひょっとして 俺をからかってるのか?w
違うんだったら
応援したるから もう一回
ちゃんとトリップつけろ
68 :モンチ ◆3XUJ8OFcKo :05/01/17 22:01:15
ごめんなさい・・からかってないです。はじめてなので。
悪いのでさげて書きます・・
69 :恋する名無しさん :05/01/17 22:06:10
よしよし
それでいい
お前さんが 真剣なんだったら
及ばずながら 俺(あるいはその他の方々)が 相談にぐらいは
乗ってやる。
だが、結局のところ最後に決断を下し 行動するのは
お前さん自身だということも忘れずにな!
もう一回だけ確認しとくが
キーワードは お前にしか解らないものにしてるだろうな
「ナルさん」とか 容易に推測されるからダメだぞ
70 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/17 22:26:51
『え〜?もう』
にこっと笑う。ほっぺがふくらむ。つい数十分前の初対面の時から思ってた
ことだけど、笑顔がほんとうにかわいらしかった記憶があります。。十個も上なのに、
年下じゃないかと思うくらい。・・年下じゃないか。そう思えるくらいに気持ちに余裕が
出てきていたのでしょう。あるいは麻痺していたのかも。自分でも信じられないことに、
言葉が続くんです。浮かんでは口に出し、すぐに浮かんでは出す。なんていえばいいのか。
それは、「嘘」をまとった魔法の言葉。
「うん、店のカラーは白で統一されてるんだけど・・ちょっとふつうの人は
入りにくいんじゃないかなってさ。もっと色んな人に食べてもらいたい。
全然ラフなカッコでいいし、学生さんでも。俺の料理は客を選ばない」
「料理修行で留学してた時は・・もう全然。観光なんてしてる暇なかったよ。
毎日が勉強だし、暇さえあれば厨房に立て。生地を触れって言われてたから」
こんなような事をどんどん勢いに任せて話していたような気がします。
ナルさんが聞いて、僕がこたえる。それをナルさんが笑顔で、時には真剣な表情で
聞き入っていました。僕の話を。僕の頭の中でのみ造られた世界の話を。
>69
・・なんでわかったんですか。すごいです。「ナル」だったので変えました。
話長くてすいません・・よく、わかりました。まずは自分のことを全て話して
みたいと思います
75 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/17 23:51:21
「ナルは?毎日どうなんだい」
このセリフ、間違いなく覚えてます。ナルさんの反応に手ごたえを感じ余裕を
持って自然と口から出たセリフ。呼び捨て。自分自身も少し驚いた言葉だったので。
もちろん、その驚きはこの異常な空間の中に埋まって消えていきました。この数十分の
中で生まれては消えていく「嘘」と共に。・・全ては麻痺していたんです
『私はね〜・・・』
何でもどうぞ。どんな言葉がきても、僕の脳はためらいなく反応する。
言葉は生まれる。・・今まで話を合わせる為に立ち読みした本、パソコンに
向かって得た知識。まさに今うまれたかすかな自信。まさに今うまれた初恋。
その衝動。それら全てが血となり肉となり、「新しい僕」を作り上げる。
・・僕の、俺の言葉に限界はない。「嘘つきである」という事は完全に忘れてます。
人生で初めてのカッコイイ自分に酔っていました
76 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/18 00:09:53
すみません・・ありがとうございます。このスレッドを通して僕の話を
聞いてくれる人がいるというだけで、ほっとします。一人ではないんだと。
ずっと気にしてる事があるので・・この際、白状します。
「高校三年生の時はじめて携帯を」と最初に書きましたが、僕高校行ってません。
中卒です。だから友達もいないですし・・通っててもできたかわかりませんが。
毎日毎日家にこもりパソコンに向かって過ごしてました。僕はアニメやアイドル
には興味はないのですが・・その頃、犯罪事件を扱うHPをよく見ていました。
主に少年犯罪。自分がやろうとは思っていなかったのですが・・それを見てある種の
興奮を感じたり。はらわた煮えくり返る程怒ったり。・・あとは飼いネコのチーと
遊んだり公園を散歩してみたり。
基本的に買い物はしません。店員でも若い人と顔を合わせるのが、とても苦手なので。
昼間のコンビニは大体おばちゃんなので平気ですが
・・意味のないことを長々とすいません
81 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/18 02:19:37
『私はね〜・・・』
ナルさんが僕の方に顔を向ける。席は隣同士。距離がない。ももが少し当たる。
・・少したじろぐ。僕もナルさんの方に顔を向けていたので、ビクッとして顔を
カウンターへ戻す。バーテンのお兄さんの顔を久々に見た気がする。この空間に
適応した平常通りの心臓のリズムは乱れ、再び走り出す。言葉の接触と体の接触は
全くの別物。・・・ナルさんの言葉が続かない。じっと僕の目を見ている。
・・とにかく、綺麗だ。僕は完全にこの人に恋をしてしまっている。次の瞬間
ナルさんの口元から、小さなため息が漏れた
92 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/18 18:02:28
・・と思いきや彼女は僕の目から視線を外す。・・沈黙。グラスをゆっくりと口元へ運びほんの少し傾ける。
それを見て自分のグラスがほとんど減っていない事にいまさら気ずく。・・もちろんお酒なんて飲めません。
小さい頃ビールをちょびっと飲んで気持ち悪くなって以来です。それでもその時の僕は、既に酔っていた。
ナルさんに。もはやスーパーマンである自分自身に。なんだこんなもん、と見下すようにグラスを持ち、
彼女にアピールするように大げさに飲んでみた記憶があります。・・今考えれば幼稚ですし、恥ずかしい話ですが。
あの時の、甘苦いグレープフルーツの味。喉から胃にかけての焼けるような感覚は今でも忘れません。
・・彼女はグラスを置き、果てしなく感じた数秒間の沈黙はようやく終わりを告げる。小さな唇がかすかにひらく。
『心にポッカリ穴があいた感じ。かな』
94 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/18 19:22:11
「どしてさ」
ちらっと彼女の方に目をやり、さらっと返してみる。・・きた。
そう思いました。ここまでは彼女が聞いてくることに僕が答えるという流れ。
ナルさんはあまり自分の事を話すよりも、僕の話にずっと耳を傾けていたような
気がします。静かに。僕の瞳の奥をぞきこむように。・・流れが変わる。
扉は開かれる。この先に広がる彼女の現実と心の世界に、僕はどんな言葉を
打ち込めるのか。・・これは確かな記憶ではないのですが、この時左頬は一瞬引きつり、
不自然な形をつくったのをナルさんは見たと思います。たまにあるんです。
表情を形造る筋肉が、感情に追いつかない時。・・ここからは未知の領域
101 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/18 23:59:23
『結婚考えてる人がいたの。』
予想の範囲内。これまでの会話から考えても、彼女は仕事が恋人という
タイプの人ではないだろう。歳も歳だし、これだけ綺麗な人なら
『トシもトシだしねっ(笑』
そう、周りの男がほっておく訳がない。彼女の隣には今までどんな
素敵な男性が座ってきたのだろう。僕なんて・・とはこの時これっぽっちも
思ってはいません。自分のみすぼらしい身なりも意識からは完全に消えている。
つまりは
『・・でもね』
そう、ナルさんと向かい合う僕はまるで「脳」と「心臓」のみの存在で
あるかのようでした。静かに耳を傾け、今度は余裕をもってグラスを傾ける僕。
・・次の言葉は?
『消えちゃったの。』
106 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/19 02:35:20
「消えた?」
『うん。いきなり。パっとね』
「どうしてさ。理由とかは?」
・・少し間を置き、彼女はいたずらっぽく、ほんの少し笑む。力なく。
僕のシリアスな表情を見て少し恥ずかしくなったのかもしれない。この空気が。
彼女が僕の実年齢に気ずいていたのかはわからないけれど・・・ひと回りも年下の
男に自分のかさぶたを見せる事に戸惑いを感じたのだろうか。あるいは不安?
・・一方の僕。先ほどまで自分が主導で話を展開させていたからか、彼女の独特の
「間」にじれったさを感じながらも、集中して神経を研ぎ澄ませる。嘘と自信をまとった
その言葉は今、「真剣」一刀に切り伏せてみせる。・・じりじりと鞘から抜くタイミングを計る。
・・と、開き直った様子で明るく、彼女が言う
『私がね、信じてあげれなかったからさっ』
二人の間には、ひとつだけ残ったエビの生春巻き。お互いに手をつけられずに残っていた
119 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/19 13:11:45
すいません・・。その時の心理にどういう言葉をはめ込めば見てくださっている方に
伝わるのか、考えに考えを重ねているとそれだけで一時間、二時間と経ってしまって。
・・遅くて申し訳ないです。あと、ネタではないです。そういう表現の仕方になっているよう
でしたら、紛らわしくてごめんなさい。・・文章にするとすごく難しいものですね
120 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/19 17:39:33
『もう三年も前なんだけどね』
・・すぐには言葉を繋がず、グラスを傾ける。リップで潤った唇に紫がゆるっと
流れていく。・・・三年前?ある場面が僕の頭にフラッシュバックする。
―1998年 僕はなにをしていただろうか
・・八時起床。墓地と畑に囲まれた公立中学校。3のB・・2だったかもしれない。
階段を上がってすぐのクラスの、その隣のクラス。重いまぶたを無理には開かず、
前を行く生徒と距離を一定の保ち僕はそこへ向かう。14分に家を出れば、30分キッカリに
着席可能。入学から一週間。脳内で発表された14―30無事着席の法則。誰も知らない。
「ちげ〜って。だからちげーつってんだろ」
「えーマジだったじゃんダイちゃん」
「おまえちょっとこいこっちこい」
「やっちゃって。もうやっちゃって」
・・28分。廊下を歩く僕。聞こえてくる無意味な雑音。仲良し不良トリオ。ダイ・ショウ・シン。
こいつテレる→あいつひやかす→こいつキレる(ふり)→そいつ煽る→大団円。
いつものパターン。僕にとっては目覚まし時計みたいなものだ。とても不愉快なので
嫌でも目が覚める。・・29分。廊下めいっぱいに広がって歩くトリオの間を割るように、
僕は伏し目がちに通る。目の前に教室があるのでやむをえない。
・・30分。水飲み場の前のスペースに身を隠し、うずくまる。息ができない。
すれ違いざまにみぞおちをくらったようだ。・・煽り役のシンに。彼とは保育所時代に
よく砂山を作った仲だ。ぽたぽた焼きを半分に分け合った仲でもある。ハサミムシとかも・・
何事もないように立ち上がり、教室の戸をひく。すたすたと左端・・後ろから二番目の席に座る。
・・腹をおさえ机につっ伏す。チャイム。・・みろ、完璧だ。
この日、全員対抗ジャンケンに見事負け残り僕の体育祭応援団「セーラー服副団長」が正式に内定した
三年前、最も思い出深い一日。
・・静かにグラスを置き、彼女は言葉を繋ぎはじめる
123 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/20 00:07:21
―1998年
友達の誕生日。ホームパーティ。ナルさんとその人は、その席ではじめて
出会ったという。詳しくつっこんで聞いてはいないけど・・友達の共通の
友人だったんだろうと思います。インターナショナルスクールだかなんだか、
キャンドルがどうとか・・聞き慣れない横文字が並び、よくわかないまま
要点だけを拾おうと・・真剣なまなざしで、言葉の節目を選びコクリ、コクリと
あいずちをうつ僕。・・声をかけてきたのは、その人だったといいます。
どういう気であったかは僕には知る由もないけれど、これだけの素敵な女性なら。
当然なのでしょう。声をかけない方が失礼なのかもしれない。・・彼女は続ける
『それでね・・あのね』
「うん」
『パティシエだったの』
「あ、うん」
一瞬、固まる。・・ほんの少し。大丈夫だ。パティシエとイタリアンシェフ。
共通点は「料理人」であるという一点のみ。専門的なことを聞かれたとしても、
なんてことない。自分にはこの日の為に溜め込んだ知識がある。問題ない。
『・・うん。それでね、何回か会って。二人でご飯食べたり』
色白で背が高く、とても人当たりのいい人だったという。分け隔てのない。
ナルさんに声をかけたのも下心からではなかったのかもしれないです。わからない。
『私の方が、いつのまにか好きになっちゃってた(笑』
「あぁ」
・・ここまできて、自分が少しイラついている事に気ずく。もちろん表面は
笑顔でしたが。初恋の人の過去の恋愛経験を聞かされる。もちろん、過度に
意識するようなことではないと思います。誰にでも過去がある。誰にでも。
・・僕には、ない。そんな甘い記憶はなにひとつとして。・・ムカつく。
子供でした。「パティシエ」という言葉にひっかかり、やや集中力を欠いていた
のかもしれません。・・ナルさんから告白し、パティシエのその人と付き合って
一年。その頃から結婚を意識しはじめたらしいです
『・・でもね』
少しイラつきながらも、言葉の間合いをはかる僕。今彼女に最も近いのは、僕。
もう少し。あと少しで手が届く
『ひとつだけ。確かめておきたかったの』
130 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/20 13:10:56
・・はい。高校行ってないです。中卒です。ごめんなさい。
書き方が悪かったです。不愉快な気持ちになられた方、本当に
申し訳ありませんでした。もうやめた方がいいでしょうか・・
137 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/20 14:28:46
>133
・・すいません。おっしゃる通りです。この書き方で楽しみにしてくださって
いる方もいらっしゃるみたいなので、きちんと書き切りたいと思います。
しっかり、僕自身のその時の心情が伝わるように。・・今の僕と随分違うことに
ついては、また追々。真剣に答えていただいて、本当にありがとうございます。
遅くて申し訳ないです。車の本免許試験の勉強をしながらなので・・。でも
ちゃんと書き切ります。こだわるようですが、ネタじゃないのでどうしても伝え方に
こだわってしまい時間もかかってしまいますが・・よければ最後までお付き合いください。
138 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/20 15:38:45
『その人のことはなんでも知ってるつもりだったよ。・・強いとこもだし、ちょっと
弱いところも。二人きりでいる時はいつも私が甘えてばっかだったけどね(笑』
「うん。そっか」
『・・うん』
彼女は短くこたえるとやや俯き、二人の間にはほんの少しの沈黙。僕のややイラついた
空気を察したのか?・・まずいと思い、意識してまぶたをあげ口元に笑みの形を造る。
もちろん鏡に向かって笑顔の練習をした事などない。不自然な表情になっていかもしれません。
しかしその表情のまま、沈黙を破り僕は言葉を返す
「けっこう甘えんぼなんだ。ナル」
ん?というようなやや大げさな仕草で、今度は彼女が返す
『うん(笑』
少し、ほっとする。笑顔で返してくれたことに。彼女が黙ったのは僕の空気を
察したからではなく、ただその人との色々な思い出が頭に浮かんできたからだったの
かもしれない。わからない。・・とにかく、今の僕は少し感情的になり過ぎている。
これではまるで子供じゃないか。今のこの状況を頭冷やして考えろ。ただでさえこの年の差。
容姿服装の差。経験の差。形勢は非常に厳しい。・・でも、それは今に始まった事じゃない。
最初からわかりきっていたことじゃないか。ナルさんの「心」を、僕の「初めての恋」を
この手で掴み取りたいのなら。探すんだ。この局面を打開する「言葉」の糸を。彼女の心の針穴を。
集中。集中。集中・・・・
『でもね、パティシエって言ったじゃない?その人。』
「うん。言ってたね」
『もちろん仕事とプライベートは別ものだと思うし、そういう職人の人なら
なおさらそうなのかもって思ってたし・・うん。ちゃんとわかってたつもり』
「・・うん」
『・・でもね、その人がケーキつくってるとこ。頑張ってる姿みておきたいなって。
ぅうん。働いてるお店だけでも知りたいなーって。・・そういう事聞かなかったからさ(笑
その人の 安心できる場所でいたかったし。でも、こっそり言って食べるくらいならいいかな。
って思って』
・・自分の手の平に、じっとりと汗がにじんでいる。おしぼりではなく、自分のももにこすり付けて
拭く。店内の暖房が効きすぎているのか。・・いや、背筋はひんやりと冷たい。
『だから聞いたの』
143 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/20 21:09:28
『なんていうお店なの?って。食べてみたいなって』
まるでその当時のナルさん自身に戻ったかのような、無邪気な笑顔でした。
彼女も少し、感情的になっていたのかもしれない。僕とは違う意味で。
・・ただ、可愛い。本当に可愛い。切迫した状況にはやや場違いな感情が
ふつふつと湧きあがる。これが僕自身だけの為にむけられた笑顔であったら
どんなに幸せだろう。想像もつかない。僕には
『・・でもね。まだ来ないで、待っててほしいって。その日から一ヶ月後
くらいが付き合って一年の記念日だったの。その日まで、待っててねって。』
ナルさんの頬が淡い桃色に染まっている。彼女もお酒が入って少し饒舌になっている
のかもしれない。彼女は3杯目を飲み終えようとしていたのだが、僕のグラスはまだ
1杯目を飲み終えようかというところ。・・ほとんど酔いはない。緊張状態にあったから
かもしれません。・・彼女は独特の「間」を置かずに続ける
『うん、待ってたよ。すごい楽しみに。・・でもね、その日から急にあんまり連絡も
取れなくなっちゃって。でもクリスマスの前ですごく彼忙しい時期だったから。
だからかな、とも思ったけど。たまに逢えてもお店の話とかやっぱりしてくれないし」
「・・うん」
『ぅうん、それはいつもの事だったけど・・でも私すごく楽しみにしてたから。
あんまり電話とかしてくれなくなったのもなんでだろうって思っちゃって』
「そっか・・不安だよね」
『そう考えると、どんどん考えが悪い方にいっちゃって。私その人の家に行った
こともなかったの。一年も付き合ってたのに。私の家には来てたんだけどね。
実家なんだって言ってたから、その時はあぁそれじゃ仕方ないよねって思ってたけど』
「・・うん」
『一緒にいる時は幸せだけど、なかなか逢えないし。・・最初はガマンしてたんだ。
でも一緒にいれない時とかそういう事考えてると不安で不安でどうしようもなくなって
きちゃって』
彼女の話にのめり込む。実体験がない為に貧困な想像力・・しかしそれをフルに
働かせ、情景をイメージする。色白で背の高い、人当たりのいいそいつ。僕の中では
のっぺらぼう
『電話でね、どうして??今教えてよ。明日お店行くから。って』
ナルさんの瞳が、ほんの少し、ふるえているように見えた
149 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/21 02:41:56
もう少しなんだ。もう
遮る。心の奥底にあった一株の疑念は、その瞬間ふいに暴発する
待ったよ。もうずっと待ってる。あなたは私のことなんでも知ってるつもり
かもしれないけど、私はあなたの事なにも知らないよ?大事なことはなんにも
教えてくれない。私の知ってるあなたは本当に存在してるの?もうやだよ。
くるしいよ。あなたを本気で信じきれたこと、一度もない
『その日が、最後。気ずいてあげれなくて、ずっと苦しめててごめんって。
・・それっきり。電話しても、出てくれなくて。ぱって消えちゃった』
くすっと笑い、僕の目を見る。ごめんね、と彼女は言った。僕がどう言葉を
返していいのか困ってるだろうな、と思ったんでしょう。・・今思えば。
本当に気持ちの優しい、頭の良い女性でした。ナルさんは。僕の初恋の人は。
・・パテシィエのその人がどういう心境であったか、何を待ってほしかった
のか、あるいは「何か」をしようとしていたのか。少しずつ離れていこうと
したのか。皆さんの想像にお任せします。僕自身の推測も想像の域をでないので。
もちろん、ナルさんにとっても。・・・これは、「今」の僕の気持ちです。
カッ と箸が皿に触れる音。生春巻きは僕の口に放り込まれた
166 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 02:16:30
・・すいません。今の今まで、書くかどうかためらってました。自分の
気持ちの問題で。・・書きます。今から。遅くなって申し訳ありません
>>フラッシュってなんですか?してもらえるのなら嬉しいです
170 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 02:20:54
自分の場合ここからが長いので・・おやすみください。
皆さん起きられる頃には間違いなく書き上げてるので
では書きます
175 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 03:28:42
その人は言った。
「あんたとおんなじ眼してる」
幸せな家庭。父親と母親、二人でやってる定食屋さん。裕福ではないけれど、
いつも笑顔が溢れていた。休日のお昼には近所の子供が集まって、みんなで
大きなテーブルを囲んでご飯を食べた。いっぱい食べた。腹いっぱい食えっ。
そう言って、お茶碗いっぱいに盛り付ける。お金なんてとらない。笑顔があれば
それで十分だった。父親も母親も、みんな、みんなにこにこ笑ってた
「おとうさん」
家の近くの駐車場。立ち尽くす僕。目の前に立つ、父親と知らない女の人。
その人は空気でそれと察したのか、僕を見てニコっと笑う。・・僕の前に
しゃがみこむ。まじまじと目をみつめ
「あんたとおんなじ眼してる」
そう言って笑った。無邪気に、ふふっと笑った
・・その日、たくさんのものが、失われた。目に見えるものも、目に見えないものも
取り戻したいものがある。今、それは目の前に。手を伸ばせば届くところに
「ナル」
確かに、存在している
176 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 03:32:50
・・このくだりを書くべきかどうかで、すごく悩んでました。
ごめんなさい
193 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 13:22:25
ごめんなさい・・補足します。
その人は言った。から目に見えるものも見えないものも、のとこまでは
全て昔の回想です。「あんたの〜」というのも回想の中でのその人が僕に
言ったこと。・・・・取り戻したいものがある、からが今現在の心情です。
「ナル」というのは僕がその時ナルさんへ発した言葉です
わかりずらくて大変申し訳ありませんでした・・気をつけます
194 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 13:24:01
ネタでも創作でもないです・・。ネタであればどんなにいいかと思います
195 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 13:46:40
何度もすいません。
こういう表現はおかしいかもしれませんが・・ナルさんを手にいれれば、
失ったものを取り戻して、もう一度自分は変われるんじゃないかと思ったんです。
失った気持ちは確かに今目の前に存在しているような気が、したんです。
198 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/22 14:18:14
すいません。最後まで書き切るのはちょっと無理ですが・・毎日少しずつでも
書いていきます。あさっての試験が終わったら、もっとペースあげれると思うので。
最後までお付き合いください
175が正しく見ている方に伝わったのかが心配です・・。文章力なくて本当にごめんなさい
220 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 14:35:13
勉強しながらなのでレス遅くなります、すいません・・。
文章にするのはむごいので、やめておきました。すいません
225 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 15:20:49
>>223
ありがとうございます。今日は徹夜です。
あの・・本題に入ってもよろしいでしょうか
229 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 15:26:39
はい。・・怒らせてすいません。ありがとうございます
ナルさんに自分の気持ちを伝えようとするとこまで、書きました。
その後どうなったのかをまず話したいと思います
230 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 15:41:31
・・だめ、でした
233 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 16:00:14
・・簡単に説明すればよろしいですか
234 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 16:10:23
僕が言い切る前に、「車なの?」と聞かれて・・最初はなんのことやら、
なんでこのタイミングで?と思って・・意味がわからなかったのですが。
・・その一言で
237 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 16:18:26
はい、201の続きです。
・・その一言で、全て悟ったんです。ナルさんは僕の嘘にとっくに
気ずいていた。いつからかはわかりませんが、おそらく会った瞬間か
最初に「車なの?」と聞かれたところで。僕自身17なのに、21歳と
年を偽っていたので・・会った瞬間に既におかしいな、と思われていた
んじゃないでしょうか
243 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 17:31:45
・・ショックと動揺で、カタカタ震えていたかもしれません。
もう目を見ることもできなかった。すごくこわかった。
かなり長い沈黙が流れていたような気がします。
ナルさんも何も言わなかった。僕を見ていたかはわかりません
・・でも、少しして自分の中にある感情がわきあがってきました
244 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 17:59:01
激しい「怒り」でした
嘘だと気ずいていながら、そうとは知らずに話す僕を手の平の上でころがして
いたのかと。気を惹かせる素振りで、僕の気持ちをもて遊んでいたのかと。
・・引っ張るだけ引っ張って、最後には突き落とされた。完全に心を裏切られた。
251 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 18:45:43
・・はい。そこまでで、そこで終わっておけばよかったんです。
素直に謝って。みじめでもすぐに帰ればよかった。今ならそう思えるのに。
あの時の僕はそうは思わなかった。とても、思えなかった
260 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 19:24:01
・・笑い者にしか、ならないですか
265 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 19:43:44
このスレッドを立てて・・そうですね、もう八日です。長すぎました。
簡潔に、書きます。なにがあったのか
270 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 20:03:17
ナルさんが何か、言いかけようとしたのを覚えています。はっきりとは
覚えていないのですが・・「あのね」とか「だからね」とか、そんな感じで。
確かに何かを言いかけてた。とても優しく、語りかけるような口調で。
・・希望的観測が過ぎると言われれば、それまでです。彼女が何を言おうと
していたのか、皆さんと同じく当人である僕も今となってはわからない。
ただ、僕は今でもこう思っています。嘘も見栄も全て捨てて、ありのままの
僕を見せてほしいと彼女は言おうとしてたんじゃないか、と。人を信じることの
大切さを知っている彼女だから。・・・もし、そのまま彼女の話に耳を傾けて
いたら、僕は変わっていたかもしれません。身ぐるみはがされて、0からまた
何かをはじめることができたかもしれない。・・でもこれは、全て推測でしかありません。
僕はそうする事を選ばなかったのだから
289 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 21:04:08
すいません。勉強してました。・・もう、大体察しはついてるんじゃないでしょうか。
293 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 21:25:06
口元は不自然に歪み、笑みの形を造る
意識のレベルでした事ではありません。なぜか、笑んでいたとしか言えない。
「失った感情をとりもどす」なんて、幻想だった。「新しい僕」なんて、妄想だった。
・・いえ、「新しい僕」になったと言えるでしょう。「取り戻せると思っていた感情」を
再び失うことで。・・顔を上げ、目をかっと見開きナルさんに視線を合わせる
「ここまでかぁ」
295 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 22:05:07
・・こんな、とこです
298 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 22:12:35
・・その後は、ちょっと文章にはできません。ただ、どうすれば
彼女の心をコロせるか、彼女の心をコロす為の言葉を選択して、
放っていきました。ナルさんがどれ程傷ついたか、計り知れません
301 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 22:22:08
・・すいません、無理です。キーボードを叩くのもおぞましい。
お前はクズとか、一生騙され続けろとかそういうレベルの暴言
ではないです。脈絡もないです。相手が言われて最も傷つくであろう
言葉を、身体的特徴、精神的特長等から探して・・ってとこでしょうか。
319 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 22:51:33
ナルさんとは、そこで全てが終わりました。なにもかも。
メールもありません。・・再び家にひきこもり、考えました。
いろんなことを。本当にたくさんのことを
326 :モンチ ◆6C2VRJt2zc :05/01/23 22:58:21
・・ですが、元の生活に変化がある訳もなく。今まで通りの時が流れていきました。
パソコンに向かい、たまに近くのリサイクルショップに行っては200円の成コミを漁る毎日。
そう、ナルさんと出会う前の僕と同じ。「いつもの僕」に戻っていました。